作業仕上がりの画像です。
持ち手&バッグ入り口のヘリ巻き革交換と、底角4ヶ所の革あて加工。
デザインは変えずに、とのご要望でしたので、それぞれ新しく作ったパーツや革の寸法は以前と同様にし、持ち手付け根の角カン(金具)もそのまま使いました。
作りを変えたのは、持ち手の付け根のみ強度を上げる為、こちらから提案しました。
作業前がこちら。
大きさなどが使いやすくお気に入りで、毎日お使いになっていることがバッグから伝わってきます。
角のすり切れは4ヶ所全て。
底面を本体から外し、サイドの革はそのまま使うため、注意しながら糸をほどきます。
元々の角革を元に型紙を作り、パーツを裁断、再縫製しました。
持ち手やバッグ入り口のヘリ巻き革も、経年劣化でボロボロの状態でした。
ヘリ巻き革を外し、本体上部を全て解体。
持ち手と底角に使った同じ革を薄く漉き(=革の厚みを薄くする)、こちらも元の作り方と同じ方法で縫製し直しました。
(担当・笹)